Ballet, 仕事

ブルメイステル版『白鳥の湖』

物凄く久しぶりの、Blog更新になってしまいました…!
覗いてくれている方いるのかしら。

今日まで上野の東京文化会館で上演中の、東京バレエ団、ブルメイステル版『白鳥の湖』。
リハーサルピアニストとして関わらせていただきました。

私は指揮者の方に引き継ぎをして途中までの参加でしたが、久しぶりに連日リハーサルに参加しました。

一言で白鳥の湖と言っても版によって使われている曲や尺が違ったりするので(大まかには一緒ですけどね)、今回は全4幕総てということで、息子もいるしで事前の準備に少し手間取りましたが、何とか仕事を終えることが出来ました!

ブルメイステル版の白鳥の湖、呼吸の取り方や動き方、間の取り方、全てが勉強になりました。

私はこれまでイギリス系バレエの舞台に関わることが多かったのですが、個人的にはロシア系も好きで自分で勉強、研究は続けてきました。

それでもガッツリ舞台に関わると、より深く知ることが出来るので、自分で持っているものの確認と、新たな知識と空気を体感して吸収することが出来たと思います。

振り付けも音楽を大切にされていて、また、指揮者の方も素晴らしい方だったので、ここでも私は吸収することが多かったです。

何をって、言葉にするのは凄く難しいんですよね。特に私の語彙力では…笑。音楽表現って、もちろん技術であるのですが、それを言葉で説明するって難しい。

また、説明して理解出来てもやってみるとそれはもう別物だったりするんですよね。技術だけで語れるものでもないですし。

やはり芸術は何度も繰り返し同じことを体現してこそ、身体に染み付き、深めていけるのだと改めて感じました。

そして、ブルメイステル版、ドラマティックで素敵です。
まだ観たことのない方、次回は是非観に行かれることをお勧めします。コールドバレエの美しさと、熱いキャラクターダンス、ドラマ性を全部楽しめます。

さまざまなスタイルの舞台に関わることが出来るのも、フリーランスの醍醐味ですね。もちろん大変なこともありますが!自分の力にしていけるように、脳みそを若く笑、これからも頑張ります。

余談ですが、私が一番好きな白鳥の湖は、THE 正統派 なマリインスキーバレエの白鳥の湖です。

コールドバレエの動きが秀逸だと思っていて、まぁ、悪く言えば古臭いという人もいるかもしれませんが、本当に美しいですよ。DVDも出ています。バレエ入門の方にもおススメです。

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